第42回向田邦子賞を受賞し、喜びを語る源孝志さん=23日午後、東京都渋谷区のNHK放送センター

令和5年度に放送されたテレビドラマの中から、優れた脚本を手がけた作家を表彰する第42回向田邦子賞(向田邦子賞委員会など主催)は23日、NHKの旧BSプレミアムのドラマ「グレースの履歴」の源孝志さん(62)に決まった。

授賞理由は「人生の機微、さまざまな登場人物の心情をあぶり出す描写力と、現在と過去を行き来する巧みな構成力によって、誰もが避けられない情愛と喪失、生と死の問題を見事に連続ドラマとして昇華させた」としている。

発表会見に出席した源さんは「向田さんのドラマを見て育ってきたので、憧れの賞だった」と喜んだ。62歳での受賞となったが「(他の脚本家は)みなさん若い時から頭角を現しているという方が多い。僕の場合、やっと見つけてもらえてありがたい」と語った。

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