15日は秋田県内全域で気持ちの良い青空が広がった。ゴールデンウィークは終わったが、夏に向けてこれから観光シーズン本番を迎えるスポットもある。ゆっくりと観光・レジャーを楽しみたい人におすすめのスポットを紹介する。
秋田県男鹿市で唯一の遊覧船を使った観光ツアーは、市内の門前漁港を拠点に1回70分、1日4回運航されている。
新型コロナウイルスの感染拡大や2022年の北海道・知床半島沖の遊覧船の事故の影響などで観光客が例年の半分にまで減ったが、2024年に入って客足も少しづつ戻り始め、夏にかけての男鹿の観光の目玉として売り出されている。
15日は晴天に加え、波も穏やかで、海を囲む新緑と相まって絶好のクルージング日和となった。
「帆掛島」は、帆掛け船の帆に似ていることから名付けられた高さ30メートルの岩。秋田市街の海辺からも見ることができる。
「門前大滝」は、船の窓から目の前に眺めることができる。男鹿半島の切り立った断崖を流れ落ちる高さ約60メートルの滝だ。
船には男鹿市の地域おこし協力隊・佐々木里保さんが乗っていた。遊覧船に乗るのはこれが初めてで、海から見る絶景を動画配信サイトYouTubeで紹介しようと熱心に撮影していた。
男鹿市地域おこし協力隊・佐々木里保さん:
「かなり男鹿の中でも素晴らしいコンテンツだと改めて確認することができた。動画を撮るのと実物で見るのは全然違ったので、ぜひ生で見てほしい」
ツアー中に見られる「孔雀の窟(こうじゃくのいわや)」は、奥行が50メートル以上ある洞窟で、冒険心がくすぐられる。かなり奥まで入ることもでき、声の響きや水の滴りなども感じることができる。
男鹿遊覧透視船・古谷之彦社長:
「今はちょうど時期的に天気も良いし、比較的空いているので余裕を持って乗れる。われわれも船で走っていて気づかない新たな発見ができる旅だと思う」
海から男鹿を眺める絶景ツアーで、ぜいたくなひとときを味わってみてはいかがだろうか。
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