静岡県知事選は5月26日に投開票を迎えます。そこで争点ごとに各候補の訴えを見ていきます。今回は、浜松市に建設が予定される野球場についてです。
2018年に建設予定地を視察した川勝知事は次のように述べました。
川勝平太 知事:
スポーツのメッカ浜松のスポーツ王国復活の拠点なるのでは。プロも注目するのではないか
県が浜松市の篠原地区に整備を予定している野球場。
県は規模や構造について3つの案に絞り、基本計画に盛り込んでいますが、整備には多額の事業費がかかることや近くで産卵するアカウミガメへの影響などが心配されています。
候補者の間でも野球場整備に対する考え方は異なっています。
各候補の
大村慎一 候補:
丁寧に市民 県民の声を聞いて浜松市民 県民にとって最適な野球場を最速で整備します。浜松のドーム球場、370億円はゼロベースで見直します
鈴木康友 候補:
ドームを中心としたいわゆるボールパーク。県・市そして民間が一緒になって立ち上げていくとどういうビジョンをもってあのエリア一帯を開発していくかというところをもう一度考える必要がある
森大介 候補:
県民の暮らし・福祉最優先。建設費370億円の浜松の野球場建設は止めて、子育て支援にお金を思い切って使おうではありませんか
横山正文 候補は「開閉式屋根付きドーム球場を600億円かけて建設」としています。
村上猛 候補は「固定観念はないので流れに沿って進めていく」
濱中都己 候補は「安心安全な場所に変えて作りたい」と主張しています。
浜松野球場
改めて浜松市の野球場建設計画をを整理します。
浜松市中区の篠原地区に建設が予定されている県営の野球場で、県の基本計画には3つの案が示されています。
・1万3000人の屋外型… 事業費70億円
・2万2000人の屋外型… 事業費100億円(プロ野球の開催が可能)
・2万2000人の多目的ドーム 事業費370億円
収容人員とドーム型にするかの違いで事業費は5倍以上の開きがあります。
それでは届け出順に各候補の訴えをまとめてみました。
横山候補「開閉式屋根付きドーム球場を約600億円かけて建設。野球チームを誘致」
森候補「浸水域でもあり建設見直す。建設費370億円はほかの事業へ回す」
鈴木候補「開放型のドームにして 建設コストを抑えながら、周辺をボールパークに」
大村候補「ドーム案は理想的だが建設コストが莫大。 県民市民の声を聞きながらゼロ
ベースで検討し、最速で整備」
村上候補「固定観念がないため、流れに沿って進める。川勝県政を引き継ぐ」
濱中候補「津波の危険性がある。安心安全な場所に変えて整備する」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。