2024年問題に関連する話題です。
EC大手のアマゾンが普及を進めているAmazonロッカー。
街なかに設置され、好きな時に荷物を受け取ることができます。
4月、全国で一番最後となりましたが、島根県に初めて設置されました。
2024年問題で不足する、ドライバーの負担軽減などが期待されます。

松江市のドラッグストア前に設置された青いロッカー。
アマゾンのネットショッピングで購入した荷物を受け取ることができます。

このロッカーはアマゾンが世界中で展開しているもので、再配達を少なくなるほか、出張先などでの荷物受け取りや自宅以外で受け取りたいプレゼントなどの配送先として使われることを想定しています。

現在、日本国内には約4000台あり、4月、島根県に初めて設置。
47都道府県で一番最後の導入となりました。

アマゾンジャパンアマゾンロジスティクス・道上淳之介リージョルディレクター:
「お客様のとにかく受け取りの利便性の向上ですよね。いろんなオプションを用意することによってお客様に最もご都合のいい方法で受け取っていただきたい」

使い方はアマゾンで購入する際に配達先としてロッカーを選ぶだけ。
もちろん使用料は無料です。

田中祐一朗記者:
「それでは先日注文した商品をこちらのロッカーで受け取りたいと思います。ロッカーの前でアマゾンのアプリを起動し、受け取りを開始というボタンを押すとロッカーとスマートフォンが接続され、最後にロッカーを開けるを押すとこのように荷物を受け取ることができます」

スマートフォンと連携して、ロッカーが開くため、セキュリティも万全です。

利用者の利便性向上はもちろんですが、深刻化する「物流の2024年問題」の解決に寄与することも期待されています。

トラックドライバーの時間外労働が規制されることで、人手不足が一層深刻化し、将来的に輸送できる荷物量の減少が懸念されている一方で、国土交通省の調査によると、宅配便の再配達率は約11%。
10回に1回以上が再配達という現状があります。

好きな時に受け取ることができるこうしたロッカーを利用することで再配達を減らし、ドライバーの負担軽減に繋がるといいます。

アマゾンジャパンPRチームスタッフ:
「2024年問題自体はもちろんAmazonとしても認識、理解っていうのはしております。一方で私どもは基本的にとにかくお客様の利便性を高めていく間接的にドライバーの負担の削減に繋がるというふうに考えております」

ドライバーの負担を軽減し、利用者の利便性向上にも繋がるアマゾンロッカー。
アマゾンは今後も設置する数を全国的に増やすとしています。

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