いわゆる2024年問題に伴う運転手不足を受けて、松江市は市内の公共交通のあり方を抜本的に見直す方針を明らかにしました。
バスや鉄道など交通機関ごとに役割を見直し、移動しやすいまちづくりを目指します。

松江市・上定市長:
「工夫を凝らして利便性の高い市民生活が豊かになる公共交通のあり方というのを考えていく必要なある」

5月14日の定例記者会見で松江市の上定市長は、いわゆる2024年問題を背景に市内でも運転手不足が深刻化するなか、市民の移動の足の確保へ対策を進める考えを示しました。

松江市内では、2023年から2024年にかけて、市営・一畑の路線バスが運転手不足を理由に相次いで減便や路線の廃止、見直しに踏み切っています。

深刻化する運転手不足を受けて、松江市は2024年3月、新たな地域公共交通計画を策定、市内のバス路線の再編を進める一方で、複数事業者による路線バスの共同経営の導入や交通機関ごとの役割を見直して、より効率的な公共交通の体制をつくる方針です。

市は今後、有識者などが参加する会議や利用者、運転手、行政の3者によるプロジェクトチームを立ち上げて新たな公共交通のあり方を取りまとめ、2025年10月に新しい体制をスタートさせたいとしています。

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