愛媛県松山市に本店がある愛媛銀行の今年3月期の決算が発表されました。2年連続で「増収減益」になっています。

愛媛銀行によりますと今年3月期の連結ベースの決算は、売り上げにあたる経常収益が651億6300万円で昨年度より25%アップ。一方で純利益は50億5500万円で6.2%減少しました。

この主な要因は、主に中小企業への貸し出しが順調に増加したことに加え、外貨を中心とした貸出金や有価証券の利息が増え大幅な増収になったものの、海外の金利の高止まりなどにより外貨の調達コストが増加したほか、外国債の売却で損が出たためとしています。

2025年3月期は、貸出金が順調に増えると見ている一方で、ウクライナ情勢や海外の高金利などを巡る経営環境が不透明なことから横ばいと見ています。

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