上場企業の決算発表が集中日を迎えました。円安を追い風に過去最高を更新する企業が相次いでいます。

NTT 島田明 社長
「営業収益・営業利益・当期利益、いずれも過去最高を更新」

NTTがきょう発表した決算は、売上高が13兆3746億円と過去最高を更新しました。歴史的な円安を背景に世界中で展開しているデータセンターなどの海外事業が好調だったことが要因で、このうち2000億円が円安による効果でした。最終利益も1兆2795億円で過去最高です。

一方、ホンダが発表した決算では、売上高が初めて20兆円を超え、本業の儲けを示す営業利益も1兆3819億円と過去最高を更新しました。

ホンダ 三部敏宏 社長
「ハイブリッドは我々の元々の武器でございますし、今後もその技術を磨きながらビジネスに生かしていきたい」

北米地域を中心に利益率の高いハイブリッド車の販売が好調だったことに加え、円安が営業利益を1511億円押し上げました。

SMBC日興証券の集計によりますと、東証株価指数=TOPIXの構成銘柄のうち、きのうまでに決算を発表した487社の最終利益はあわせておよそ27兆円に上り、前の期に比べて14.8%増えたということです。

今後発表する企業が会社予想通りの実績だった場合、全体での最終利益は3年連続で過去最高を更新する見通しです。

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