斎場利用者の個人情報を仏壇販売業者に漏らし、見返りに現金を受け取った疑いで八尾市の職員が逮捕された事件で、漏洩した個人情報は約3000人分に上るということです。

大阪府八尾市の職員で、斎場に勤務していた西川雅昭容疑者(59)は、去年10月までの1年間、斎場利用者の個人情報を漏らした見返りに、現金約40万円を受け取った疑いが持たれています。

警察によると、個人情報を漏らした相手は東大阪市で仏壇などを販売する木下昌宏容疑者(61)と多田井武男容疑者(76)で、贈賄の疑いで逮捕されました。

西川容疑者は、利用者が斎場に提出する「火葬許可証」に記載された名前や住所を別の書類に写し、280回にわたって木下容疑者らに手渡していたということです。

漏えいした個人情報は約3000人分に上るということです。

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3人の逮捕を受けて八尾市は謝罪し、漏えいした個人情報については相談窓口を設置していて、すでに20件の相談があるということです。

また去年3月、西川容疑者の情報漏えいに関する情報が市に寄せられたものの、聞き取りで否定したことから、西川容疑者はその後も斎場で勤務していたということです。

警察は3人の認否を明らかにしていませんが、余罪についても捜査しています。

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