2025年大阪・関西万博の開幕まで13日で1年となりました。膨らんだ開催費用など課題が山積しています。

■大阪・関西万博 開幕まであと1年

 大阪・関西万博まで365日。続々と訪れる人たちがカメラを向けるのは独特なデザインが話題の万博公式キャラクター「ミャクミャク」です。

 「細胞」と「水」が一つになったことで生まれた不思議な生き物。13日、大阪市にオープンした万博のオフィシャルストアに登場しました。開店直後から大盛況です。

 ミャクミャクのグッズを手にした女の子はミャクミャクグッズが気になって仕方ないようです。

 人間をまねた姿のミャクミャクが初めてしゃべります。

大阪・関西万博公式キャラクター ミャクミャク
「こんにちはー」

 来年4月13日から半年間、開催される「大阪・関西万博」。161の国と地域が参加を表明していて、経済効果は約2.9兆円に上ると見込まれています。

 1970年の大阪万博では、「太陽の塔」や海外パビリオンの「アメリカ館」などを目当てに6400万人以上が訪れ、会場は熱狂。

 今回は海の上で行われる初めての万博。会場は大阪湾に浮かぶ人工の島「夢洲」です。

 建設が急ピッチで進むなか、問題も山積みです。

 海外パビリオンは約50カ国が独自に建設予定ですが、約15カ国はいまだ施工業者が決まっておらず、建設が遅れています。

万博の工事関係者
「(Q.1年後、開幕できると思う?)無理ちゃうか、俺が思うに。あんまり進んでないやろう。(海外パビリオンの)工事自体が」

 会場の建設費は当初の約1.9倍。2350億円にまで膨れ上がっています。

60代の人
「(Q.万博は1年後だが印象は?)あまり印象はない。ニュースでも色々と問題になっているし、やるのかやらないのか。お金だけつぎ込んで、どうしようもない感じもする」

20代の人
「(Q.行ってみたい?)別にない。(万博が)何かが分からない」

 共同通信のアンケート調査では、現在の課題として「機運醸成」と回答した人が82%に及んでいて、これからの1年でどう変わるかが注目されています。

神戸からの親子
「せっかくやるなら、こんな面白いことがあると、もっと言ってもらえたら興味を持てる」

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