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 築地市場跡地の再開発について、1日、新たなスタジアム整備などの全容が会見で発表された。噂されている、プロ野球・読売巨人軍の本拠地になるのではという質問も飛び出した。

■築地市場跡地の再開発 全容発表

築地市場跡地について… この記事の写真 三井不動産 植田俊社長
「市場という閉ざされた空間であったところが、もう一度世の中に開かれた空間に変わってくると」 世界最大級の魚市場・築地(2010年)

 ターレと呼ばれる運搬車がせわしなく行き交った世界最大級の魚市場・築地。

営業を終え、今は更地に

 最後の営業を終えてから5年半が経ち、今は更地となっている。

 このエリアに、複数の施設が建設されることが発表された。

複数の施設が建設予定

 湾岸エリアの、19ヘクタールという広大な土地に予定されているのは、商業施設やオフィス。

“空飛ぶ車”が街を行き交う

 街を行き交うのは、ターレではなく空飛ぶ車だ。

敷地の4割を緑化

 敷地の4割を緑化し、目指すのは“先進的な環境共生型の街”。

スタジアムは5万人が収容可能

 目玉は、およそ5万人を収容することができる多目的スタジアムで、コンサートや野球の試合などの開催を想定している。

 参加企業には、読売新聞グループも名を連ねていて、プロ野球・巨人軍の新たな本拠地となるのではとの臆測も出ている。

新本拠地については… 読売巨人軍オーナー 読売新聞グループ本社
山口寿一社長

「(Q.読売巨人軍の本拠地にと考えないのか)魅力あるスタジアムというのは、当然私どもとしても使ってみたいという気持ちはあります。巨人軍の本拠地移転を前提として計画をしてきたものではありません」

 壮大な街づくりがスタートする築地。隣接する築地場外市場と連携して「食文化を発信する」としている。

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■変わる「食のまち」期待と不安の声

■変わる「食のまち」期待と不安の声

「食のまち」商店の人々は

 「食のまち」に訪れようとしている大きな変化に、受け止めは、様々なようだ。

食に特化しないと「普通の街」 高島屋海苔店 高島良司社長
「スタジアムができて来る人は、ここを回ってのりを買わないと思うんですよ。でも食には特化していないと、普通の街になっちゃうから、それはそれでうちみたいな商売は生き残れないので『食のまち』ではあってほしい。いつまでも」 「共存はできる」 吹田商店 吹田勝良社長
「人が増えるということでうれしいですよね。共存すればいいんじゃないですか。人が集まってくれば食べるでしょう。食べたり買ったりが増えていくと思うのでそう考えれば共存はできると思う」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年5月2日放送分より)

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