阪神高速は、6月1日から新料金を設定、上限料金を引き上げることになりました。

 大きく影響を受けるのは、長い距離を走ったケース。これまで距離32.3km以降は上限料金となっていましたが、新しい料金体系では、距離32.3km以降51.7kmまで順次料金が上がり、51.7km以降は新しい上限料金となります。


【ETC車の場合の上限料金一覧】※現在と6月以降の比較

軽・二輪1090円→1590円500円アップ

普通車1320円→1950円630円アップ

中型車1560円→2310円750円アップ

大型車2080円→3110円1030円アップ

特大車3350円→5080円1730円アップ

 普通車を例にすると、これまでは下限料金300円から、距離32.3kmを走るまで順次上がり、32.3km以降は上限料金1320円で長距離を乗っても同じ料金でした。

 新しい料金体系では、距離32.3kmから51.7kmまで順次料金が上がり、51.7km以降、新しい上限料金1950円となります。630円の値上がりです。

 阪神高速は、「約9割のお客さまは32.3km未満、約1割のお客さまが32.3kmを超えて利用している」とし、約1割の利用者に新たな距離料金・上限料金を負担いただく、としています。

9割や1割という数字は、2022年9月の平日平均から導いたとしています。


【梅田から東西南北で比較】

 料金検索サイトで比較してみます。大阪・梅田から阪神高速に乗るとします。
東方面:梅田ー東大阪770円→770円
北方面:梅田―大阪空港670円→670円 新料金でも変化はありません。

西方面:梅田―月見山1320円→1700円
南方面:梅田―泉佐野南1320円→1900円 新料金の対象になるようです。

阪神高速は新たな割引も導入するということです。

 大阪の都心部を経由せずに、近畿道と大和川線の迂回ルートを選んでも、都心経由ルートと同料金にする「大阪都心迂回割引」や、「神戸都心迂回割引」。

 そのほか午前0時から午前4時までの深夜時間帯に阪神高速の入口を通過する場合、料金を20%割引する「深夜割引」なども導入するということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。