日本の伝統芸能である「狂言」を若者にも気軽に楽しんでもらおうと若手狂言師が企画したイベントが行われました。

来場客(20代)
「(狂言のイメージは)見たことないので、初めてなので楽しみ」
「お笑いみたいなイメージ」

 「ふらっと狂言会」は、Z世代の狂言師・六世野村万之丞(27)が若者を呼び込むために始めたイベントです。

 通常8500円の料金を20代以下は2000円に設定したほか、若者に広がる「推し活」ブームを意識して狂言師のステッカーを配布しました。

 見どころ紹介の後、2つの演目とトークショーなどが行われました。

狂言師 六世野村万之丞
「すごく笑いがあったり、普段は演目の途中で拍手とか起こらないが、今回は自発的にお客様から拍手が起きたり、そういう楽しんでいただいている、伝わっているという雰囲気が舞台上でも感じられるのですごくうれしい」

 狂言など伝統芸能では、過去1年間で鑑賞した20代がわずか2.9%にとどまり、若者への啓発が課題となっています。

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