様々な分野で社会に貢献した人や団体に贈られる春の褒章の受章者が発表されました。岡山・香川からは、18人が選ばれています。

香川県では9人が受章し、このうち高松市のクレーンメーカー大手、タダノの元社長で現会長の多田野宏一さん(69)が藍綬褒章を受章しました。

(藍綬褒章 タダノ 多田野宏一会長)
「大変光栄なことだと思っている。お客さま、取引先、従業員、皆さまのご支援、ご指導の賜物」

多田野さんは祖父が創業したタダノに1988年に入社、その後2003年から2021年まで社長を務めました。社長時代には海外向けの売り上げ増加に尽力し、就任時には約30%だった海外比率を現在の3分の2にまで引き上げました。

また、会長になってからもCO2排出量ゼロの世界初となるフル電動のクレーンを発売するなど、業界のけん引役を担い続けています。

(藍綬褒章 タダノ 多田野宏一会長)
「経営理念、創造・奉仕・協力という形にまとめている。世界に、そして未来に誇れる企業を目指すということなので、その理念をいかに社員と体現していくか、ということに集中していきたい」

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