長野県須坂市のショッピングセンター「パルム」の一部不動産賃貸などを行ってきた「協同ビル」が破産手続きに入ったことが分かりました。負債額はおよそ1億5300万円です。「パルム」は9月に事業を停止し、運営していた組合も10月28日に破産手続きに入っています。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、「協同ビル」は1970年に須坂市中心部のショッピングセンター「パルム」に隣接する土地の取得や有効活用を目的に設立されました。「パルム」の不動産賃貸などを行い、1989年には1800万円の収入高がありました。
しかし、景気の低迷や郊外型スーパーマーケットの出店などで地域の空洞化が進む中、テナントの撤退や閉鎖が相次いだ影響を受け、2019年には収入高はおよそ700万円まで落ち込みました。
以降も業績は回復せず債務超過に陥り、過去の設備投資による金融債務の返済も困難となっていました。
さらに、建物は老朽化が進み、消防設備の不備を指摘されましたが、「パルム」を運営する組合も回収費用が捻出できずに今年9月に事業を停止。10月28日に破産開始手続きを受けたことから、「協同ビル」も事業の継続を断念したということです。
負債額はおよそ1億5300万円です。
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