南海と泉北高速鉄道の来年4月の合併により、運賃が下がることがわかりました。終点の和泉中央駅から難波駅まで、通勤通学とも1か月定期で5000円前後の値下げです。

現在、中百舌鳥駅までは南海、その先の和泉中央駅までは泉北高速鉄道が運行していますが、両社は合併して、来年4月から、現在の泉北高速鉄道は、南海「泉北線」に代わります。

このため、初乗り運賃の二度払いがなくなり、すべて南海の運賃表が適用されることになり、全体として「値下げ」されます。

その値下げ額について詳細が発表されました。泉北高速は、定期運賃については全区間で値下げ、普通運賃については一部区間を除いて、ほとんどで値下げとなるとしています。

具体的な路線と価格が示されています。

【和泉中央駅~難波駅】
・普通 590円から590円 値下げ無し
・通勤1か月 28090円から22870円 5220円値下げ
・通学1か月 11560円から6640円 4920円値下げ

【泉ケ丘駅~関西空港】
・普通 1160円から1110円 50円値下げ
・通勤1か月 44750円から36230円 8520円値下げ
・通学1か月 14610円から10530円 4080円値下げ


普通運賃は最大で150円の値下げ、平均で7%値下げとなります。ただし4月1日より前に定期券等を購入しても現行運賃(旧価格)のままになるため注意が必要です。

1971年に中百舌鳥ー泉ケ丘間で営業を開始した「泉北高速」、来春の吸収合併によって、姿を消し、南海泉北線になります。

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