円安の流れが止まらない。外国為替市場の円相場は、先ほど1ドル=160円台に突入し、34年ぶりの円安ドル高水準をつけた。

1ドル=158円台での取引が続いていた円相場は、さきほど円売りが加速し、160円台に突入した。

円相場は、先週26日に、日銀が金融政策の維持を決め、植田総裁が会見で、「基調的な物価上昇率に円安が大きな影響を与えていない」との認識を示し、円安をけん制する発言でないと受け止められたことで、円安が急速に進んでいた。

日本は29日は祝日だが、海外市場では外国為替は平常通り取引されている。

160円という節目を超えて、急激に円売りが進んだことで、市場関係者の間では、政府が円買い介入に踏み切るとの警戒感が強まっている。

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