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 クロマグロの漁獲枠が1.5倍に増える見込みです。海のダイヤは安くなるのでしょうか。

■クロマグロ漁獲枠“拡大”見通し

クロマグロ この記事の写真

 まさにとろけるような口当たり。その人気は老若男女を問いません。

大阪から来店
「このマグロが食べたくて清水に来た」 日本の漁獲枠が拡大する見込み

 そんなマグロファンに朗報です。太平洋のクロマグロの漁獲枠などについて話し合う国際会議がきょう閉幕します。日本の漁獲枠が拡大する見込みだといいます。

漁獲枠が増える見込み

 30キロ以上のクロマグロの漁獲枠が現状の1.5倍の8421トン。さらに30キロ未満も10%増える予定です。

 一体なぜ、枠が増えるのでしょうか。専門家は、次のように話します。

魚食普及推進センター 早武忠利さん 魚食普及推進センター 早武忠利さん
「クロマグロが減っているのではないかということで、小さいマグロをとらないよう、ルールを作って頑張ってきた。資源は回復傾向なので、『とっても大丈夫だろう』ということになった」

 6月に水産庁が撮影した珍しい映像です。

水産庁が撮影した珍しい映像 早武さん
「クロマグロが数百匹の群れで、産卵してる様子。追尾して卵に精子をかけている様子。『クロマグロが増えている』期待感も含めて明るい話題」

 漁獲枠が拡大されることで、マグロの価格は下がるのでしょうか。都内の鮮魚店が歓喜の声を上げます。

都内の鮮魚店が歓喜の声 魚河岸 中與商店 前里芳樹チーフ
「マグロは魚屋の中でも一番良いもの。客も好き。多く仕入れられたら還元したい。2割でも3割でも安く販売したい」 早武さん
「値段は下がる傾向に。(消費者は)うれしいかと思うが、人件費や燃料費の問題で、漁業者は厳しい状態。多めに食べて、買い支えていくことが大事」 この記事の写真を見る
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