ちゅらさ工房は、恩納村の中央部、恩納地区に位置し、4千坪の緑豊かな環境で循環型農業を通じて、修学旅行生や一般の方々にフクギ染めなどの体験学習を提供しています。また「島バラ」の名で親しまれる庚申(こうしん)バラの栽培も行っています。

 庚申バラは中国原産のバラで、年に数回咲く四季咲きの性質があります。これを60日に1度巡ってくる「庚申」になぞらえて命名され、日本には平安時代に渡来し、園芸家から長年愛されてきました。その花は美しいだけではなく、生理不順、生理痛、甲状腺の腫れが気になる方におすすめで、伝統的な中国漢方薬としても使用されています。

 県内では島バラとして親しまれていますが、ちゅらさ工房では地元産の庚申バラを活用した商品を通じて、その魅力を広める取り組みを行っています。仲西美佐子代表の畑で収穫した庚申バラを使用した化粧水と美容水には、恩納村の美しい海に配慮し、農薬や化学肥料を使わず、環境に優しい循環型農業で育てられたバラのエキスが30%も含まれています。乾燥肌もしっとり潤うと大好評です。

 ちゅらさ工房は恩納村での滞在をより特別なものにするため、地域資源の活用と持続可能な観光を目指し、地元と観光客の交流を深める機会を提供しています。(恩納村商工会・城間佳之経営指導員)

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 ちゅらさ工房 恩納村恩納6486、電話090(1946)0147

(写図説明)恩納産の庚申バラを使った化粧水

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