外国人の労働者について、人材不足で注目される一方、言葉の壁などを背景に職場に定着しないとの課題も指摘されている中、岩手大学の学生が11月18日、現状への理解を深めようと岩手県奥州市の介護施設を訪れました。
18日は奥州市の介護老人保健施設を岩手大学人文社会科学部の学生7人が訪ねミャンマー国籍の技能実習生2人が勤務している様子を見学しました。
2人の技能実習生は2022年5月からこの施設で介護職として働きながら日本での介護福祉士の資格取得を目指しています。
学生たちは施設側から全職員を対象にミャンマーの文化の勉強会を行ったり、写真を使った分かりやすいマニュアルを作ったりして2人が働きやすい環境を整えたと説明を受けました。
岩手大学3年生
「これからの夢や目標はありますか?」
技能実習生 ノティークーポーさん(26)
「介護福祉士になりたい。そのために日本語を勉強している」
その一方で2人は言葉の壁もあり職場以外で地域の人と関わることがほとんどないといった課題も浮かび上がりました。
技能実習生 トゥーミャヤダナーさん(20)
「日本語が上手になったら日本人といっぱいしゃべりたい」
岩手大学3年生
「労働面では充実した制度が整っていたが、プライベートで地域と関わりを持てれば充実した生活が送れるのではないかと考えた」
学生たちは調査結果を元に日本で働く外国人の定着に関する課題をまとめ2025年3月学内で発表することにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。