台湾の半導体製造大手TSMCの子会社JASMが16日、従業員とその家族、地域住民との交流を図るイベントを工場が立地する菊陽町で開きました。
会場ではJASMの地下水保全の取り組みなども紹介していて、地域住民にとって半導体製造の工場が少し身近になったようです。
先週の土曜16日、菊陽町にあるセミコンテクノパーク中央公園で開かれたイベント『JASM Smile Day』です。
今年2月、地元・菊陽町に開所した第1工場を運営するTSMCの子会社JASMが、従業員とその家族、それに地域住民との交流を目的に初めて開きました。
イベントには、TSMCの全ての工場の最高責任者であるワイピー・チン共同COOも駆けつけ、「JASMの工場は台湾と同等の製造水準と品質を提供できる」と述べ、「環境・社会・経済の調和のとれた発展に貢献したい」と挨拶しました。
会場では、ヒーローショーなどのステージイベントが行われたほか、台湾と熊本のグルメが味わえる飲食ブースもあり、多くの来場者でにぎわいました。
【台湾から来たJASMの従業員】
「優しい人ばかりで(熊本は)いいところ」
また、JASMのブースでは地下水保全に向けた水のリサイクルなどを見た目で分かりやすく伝えたり、工場での渋滞対策を紹介したりするなどして地域住民が気になる課題についてどのように取り組んでいるかをアピールしました。
【熊本市から来た参加者】
「分からないと憶測で不安になったりするが、開かれた会社でちゃんと取り組んでいると目で見て体験できて分かるのがいい」
【JASM 堀田 祐一 社長】
「(工場について)地域の人に理解してもらうことやこういう場を通じて従業員と地域の人が会話をすることで、顔が見える人と人とのコミュニケーションを続けていきたい」
JASMは第1工場が年内に本格稼働し、第2工場の建設については来年1月から3月の間に着工する予定としています。
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