10月に海水が通る配管に穴が見つかり、運転を停止していた、福井県の「美浜原発3号機」について、関西電力は11月21日に運転を再開させると発表しました。

 関西電力によりますと、10月10日、美浜原発3号機でポンプなどの機器を冷やすための海水が通る配管に2つの穴(直径6ミリと3ミリ)が確認されました。

 関電は、原子炉の運転を停止して調査しました。その結果、海水による腐食を防ぐため、配管内側に施されていたコーティングが剥がれていて、サビも確認されたということです。

 また、去年の検査で、今回穴が開いた配管はコーティングの剥がれている箇所が見つかり、別の素材で補修していましたが、水の勢いや圧力などが強くなった影響ではがれたとみられています。

 関西電力は、問題となっている配管の取り替えが完了したとして、11月21日に原子炉を起動し、運転を再開させると、19日に発表しました。

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