2025年開かれる大阪・関西万博に合わせSDGsについて理解を深めてもらおうと、長崎市内の中学校で特別授業が行われました。
長崎市の桜馬場中学校に登場したのは大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」です。
国は万博をきっかけに子供たちに未来の社会について考えてもらおうと全国の小中学校などで特別授業を行っています。
県内での実施は18日が初めてで、桜馬場中学校の2年生約140人が参加しました。
講師は建築が専門で万博のシニアアドバイザーを務めるウスビ・サコさんです。
ウスビ・サコさん
「男性を青で、女性をピンクか赤で描くというのは日本ではかなり普遍的なことになっているが、世界中は使わない」「ユニバーサルデザインになると、これが誰にでも通じるものにならないといけない」
全ての人が安心で快適に暮らせるようにとの思いでつくられた「ユニバーサルデザイン」には何が求められるのか。
サコさんは海外の事例も交えながら必要な視点について語りました。
ウスビ・サコさん
「デザインが完璧だからいいでしょ?ではなく、どう心のバリアを越えていくかが重要」「相手を把握する、理解することが非常に重要」
生徒達も実際に学校の周りを歩いてみると・・・
2年生
「普段 気にして見ていないから」「記号で覚えても(標識のデザインが)違ったら分からないな、と」
2年生
「自分たちがユニバーサルデザインをどのようにより良くしていくかを考えたい」
万博に合わせた特別授業は、今後、テーマを変えて他の学校でも行われる予定です。
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