11月16日、北海道南部の森町でJR貨物の列車が脱線した事故について、JR北海道は18日、会見を開き、脱線現場で損傷したレールに腐食があったことを明らかにしました。
JRによりますと、脱線が起きたと推定される鷲ノ木道路踏切ではレールが損傷しているのが見つかりましたが、その後の調査で、下り線の右レールに著しい腐食があったことが確認されたということです。
下り線左レールと、上り線左右レールにはこうした腐食痕は見られませんでしたが、JRは、レール腐食が脱線の原因のひとつになった可能性が高いと見ています。
腐食していたレールは設置から32年が経過していて、会見でJR側は「今までにみたことがない腐食だ」と述べました。
腐食した原因は、塩害による可能性が高いみられています。
JRは「鹿部~長万部間」で■貨物列車線区、■海沿い、■経年30年以上の曲線など、同条件の7踏切について超音波を使ったエコー検査などを実施し、安全を確認したということです。
今後、海側に近い線路に対象エリアを広げて点検検査を実施するとともに、運輸安全委員会の事故調査に協力していくとしています。
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