日本銀行の植田総裁が11月18日、名古屋で講演し、利上げを進めることについて「物価安定の目標を持続的・安定的に実現していくことに資する」と述べました。

 日銀の植田総裁は名古屋市内のホテルで、東海地方の経済界の代表を前に講演し、景気は緩やかに回復しているとの見方を示したうえで、政策金利の引き上げについて言及しました。

日本銀行の植田和男総裁:
「経済や物価の改善にあわせて金融緩和の度合いを少しずつ調整していくことは、息の長い成長を支え、物価安定の目標を持続的・安定的に実現していくことに資すると考えています」

 日銀は、7月に政策金利を0.25%に引きあげると決め、その後は据え置きを続けていて、利上げのタイミングについて植田総裁は「先行きの情勢次第」として、海外経済の展開などを注視する必要があるとの考えを示しました。

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