来館者が施設の価値を見極めて入館料を決定する期間限定の試みが、11月12日から岩手県久慈市の水族館「もぐらんぴあ」で始まりました。東北の水族館では初の試みです。
久慈市の水族館「もぐらんぴあ」で12日から採り入れられたのは、来館者が施設を見て感じた価値に応じて入館料を決める「体験型プライシング」と呼ばれる仕組みです。
これは通常大人1人700円という入館料に見合う価値を感じてもらえているか確かめようと、もぐらんぴあが県立大学と共同で企画しました。
12日は県立大学の学生がスタッフを務め来館者にこの仕組みについて説明しました。
訪れた人たちは久慈の海を再現した水槽や生き物とのふれあいを楽しみながら、それぞれ支払う料金を決めていました。
来館者
「1人1000円ずつ払いました。(大人)3人で来たので3000円払って。子ども(※幼児は無料)が喜んでいたのでちょっと奮発してその値段にしました」
久慈地下水族科学館もぐらんぴあ 宇部修館長
「展示をさらに考えていかなければいけない。良いきっかけにさせていただきたいし、料金体系もちょっと考えるいい機会になればなと」
「もぐらんぴあ」の体験型プライシングは11月15日まで実施されます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。