農水省は、今年起きたコメの品薄を巡って販売の状況などを小売店に直接ヒアリングするといった新たな対応策をまとめました。
農水省は30日に開かれた会議で今年起きたコメの品薄に対し、今後の新たな対応策を公表しました。
新米との入れ替わり時期にあわせて毎年6月から9月中旬まで販売量や在庫量などを週ごとに調査します。
さらに、販売状況などをより正確に把握するため、ヒアリングを行う対象をこれまでの卸売業者に加え、消費者と接点の多い小売業者などにも定期的に実施するとしています。
また、会議では今年作られたコメの最新の需給の見通しも公表されました。
今年はコメの不足感から、主産地などで生産を増やす動きが進み、生産量は前回7月の会議から14万トンほど増える見通しです。
一方、需要についてはコメの価格が上がっているため、今後は落ち着くとみています。
来年産の需給見通しについては、人口の減少によって需要が10万トンほど下がる一方、生産量は維持されるとしています。
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