東京電力は10月30日、福島第一原発2号機で再開した燃料デブリの試験的取り出しについて、デブリをつかんで格納容器の出口の手前まで持ち上げる計画だ。

取り出しのために燃料デブリを持ち上げるのは、原発事故後初めてで、作業が問題なく進めば、今後は格納容器の外に出して放射線量を計測し、運搬用のボックスに入れて敷地外に運び出す準備を進める。

福島第一原発には、約880トンのデブリがあると推計されていて、今回の計画では3グラム以下のデブリを取り出す。

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