長野県松本市の井上百貨店が2025年3月末での閉店を発表してから一日。2025年2月にはパルコの閉店も決まっていて、周辺の商店街からは不安の声が聞かれています。

24日、2025年3月末での閉店が発表された松本駅前の井上百貨店。1980年代には年間でおよそ200億円あった売上が半分以下に減っていたといいます。

向かいに店を構えるのが喫茶店「あぜ道」。店主の上條さんはー。

あぜ道・上條君守さん:
「ずっと40何年間やってきたから、さみしい。井上に来られる方が、うちにも寄ってくれるから、お世話になっている。駅前がこれだけ活気がなくなると、どうなるかと不安はある」

周辺では松本パルコも2025年2月の閉店が決まっています。

商店街からも不安の声が聞かれています。

ボックスオーク・大久保強代表:
「今も(パルコや井上百貨店の)おかげで、ふらっと来た人たちが寄ってくれるから、それがなくなるのは、われわれ、かなり『死活問題』でびっくりしている」

大型商業施設の相次ぐ撤退に、松本商店街連盟の山田会長も危機感を募らせています。

松本商店街連盟・山田善敬会長:
「パルコ、井上百貨店のない状態で魅力ある商店街をどういうふうに持っていくか、これから検討するのに、非常に重要な時期。早急なスタートをとって、みんなで考えたい」

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