物価高で節約志向が高まるなか、あえて商品の値下げや増量を行い、消費を喚起する動きが広がっています。
■価格据え置き、内容量増 “実質値下げ”
「お好み焼き粉 50グラム増量」の文字 この記事の写真食品売り場に並ぶ商品に大きく目立つように書かれているのが「お好み焼き粉 50グラム増量」の文字です。
流通大手のイオンは22日から、プライベートブランド「トップバリュ」のおよそ100品目で価格を据え置き、内容量を増やす“実質値下げ”を始めました。
来月中旬からは、一部商品の値下げも行います。
担当者「同じものを買うなら、安いほうがいいと思っている人も多いのは事実だと思う」
物価上昇や人件費の高騰が続くなか、どうやって値下げや増量を実現しているのでしょうか?
コーンスープは中袋を無くし、1杯当たり約10円の原価削減 イオントップバリュ 土谷美津子社長「コーンスープは、今まで1食分が中袋に入っていた。何をやめたかというと(小分けの)中袋をやめました。中袋が本当に要るのか?多分、お弁当とかで食べるときは必要です。でも、家で食べるときは要らないんじゃないか?(無くしたことで)1杯当たり、約10円の原価削減」 3倍巻きにして… 土谷社長
「トイレットペーパーですけど、今まで2倍でいいと思ったが、3倍巻きにしました。ぎゅっとすることで(トイレットペーパーの)芯の削減とパッケージの削減・運賃、これらを全部削減しました」
物価高で節約志向が高まるなか、「西友」や「生協」も先月から値下げを開始。流通・小売業界で、値下げの動きが広がりつつあります。
(「グッド!モーニング」2024年10月23日放送分より)
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