岩手県盛岡市の寝具メーカーやよいディライトが、上質な布団の綿を糸や生地に再生した新しい素材「ヴィンテージコットン」を開発し発表しました。
県内で寝具販売店「やよいLiving」を展開するやよいディライトは、創業から20年で6万枚の布団のリフォームを手掛ける一方で様々な環境問題に取り組んでいます。
やよいディライト経営戦略部 羽田流星チーフ
「思いの込められた大切な布団を再生して、また世の中に出していく企画にしたいと思い今回のヴィンテージコットンを立ち上げた」
ヴィンテージコットンとは、思いが込められた大切な布団の綿にオーガニックコットンを加えて再生し糸や生地にしたものです。
ヴィンテージコットンからサンプルとして作られたのがパジャマやワンピース・靴下といった衣類。
また防塵カバーやティッシュカバーなど日常生活で使う雑貨にも生まれ変わっています。
国内のリサイクル率はペットボトルが80%以上であるのに対し、寝具は2%ほどにとどまっているということです。
やよいディライト経営戦略部 羽田流星チーフ
「2028年度をめどに寝具のリサイクル率を20%まで引き上げて、それが持続可能な社会に近づくことかなと思っている」
やよいディライトでは今週末東京で開かれる大規模なイベントにブースを出展し、ヴィンテージコットンをアピールすることにしています。
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