北陸を中心に県内外の企業や大学などが最新の技術や製品を展示する「北陸技術交流テクノフェア」が、17日から福井市の県産業会館で始まりました。
17日は、「技術交流テクノフェア」実行委員会の八木誠一郎会長らがテープカットして開幕を祝いました。
35回目の開催となる今回は、県内外から過去最多の195の企業や大学、研究機関などが参加し、産業用のロボットや最新のIT製品を展示しています。
このうち産業機械メーカーのブースでは、設備投資などで機械を発注した客に対して、設計図を3D化し、VRゴーグルを使って従業員が働く環境を事前に体験できるサービスを紹介しています。実際に目の前に機械があり、書いた図面が実際どうなるのかが鮮明にわかるようになっています。
ほかにも”協力して働く”協働をテーマに、工場内で働く様々なロボットが展示され、訪れた人の注目を集めていました。
また今回は、北陸新幹線の県内延伸効果で、埼玉や群馬の企業もブースを出展しています。埼玉から参加した企業は「光学ガラスを作っている会社。大宮駅が近く、福井まで新幹線が開通して、これまで客が少なかった地域になのでビジネスチャンスを狙って出展した」と話します。
17日は美方高校の普通科の生徒50人が探究学習の一環で訪れ、メモを取るなど熱心に学んでいました。
生徒たちは「すごくて圧倒される感じ。将来の進路選択に活かしたい」「意外と子供にも分かりやすい資料があったのでよかった」「自分は理系なので楽しんでます」などと興奮した様子で話していました。
北陸技術交流テクノフェアは、18日まで県産業会館で開かれています。
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