熊本市の洋菓子製造会社が商品の賞味期限について、シールを貼り替えて延長するなど改ざんの疑いがあるとして、熊本市保健所が調査を行っていることが分かりました。会社側は営業を休止して、15日にホームページで社長名でコメントを発表し、賞味期限を変更していた理由などを説明しています。
熊本市保健所が調査を行っているのは熊本市東区江津に本社を置く、洋菓子製造販売会社『シェ・タニ』です。
『シェ・タニ』によりますと、関係者から「商品の賞味期限を先延ばしするためにシールを貼り替えている」との通報を受けた熊本市保健所から立ち入り調査を受けているということです。
『シェ・タニ』は14日から15日にかけて江津本店、健軍店などの営業を休止しています。
『シェ・タニ』の谷 誠志 社長は15日、ホームページでコメントを発表しました。
この中で
「主要な商品は第三者機関に細菌の有無などの調査を依頼し、その結果に基づいて、賞味期限を設定している」
「『アマンドショコラ』という商品はバレンタインデー向けという季節商品であったことから調査を依頼せず、ここ2年ほどは売れ残ったものは類似商品の調査結果を参考に、賞味期限の延長を行っていた」
「保健所から、そもそもこの賞味期限の設定が科学的・合理的ではないという点が問題であると指摘を受けている」
「『アマンドショコラ』については販売を中止し、第三者機関に調査を依頼。その結果と改善策は今後、報告し、レシートや容器があれば、返金に応じる」
などとしています。
調査を行っている熊本市保健所は「個別の案件にはコメントできない」としています。
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