国がきちんと管理していなかったため、「国有地」にボートレース場の設備が勝手に作られていた…。ずさんな管理の実態が明らかになりました。
埼玉県戸田市にある戸田競艇場。関東有数のボートレース場です。
1964年の東京オリンピックために整備されたこの場所。一部は国の土地=国有地ですが、国がずさんな管理を続けていたことが会計検査院の調べで明らかになりました。
レースの様子を伝え、舟券が的中した時の配当を掲示するオッズ盤。国有地の上に無断で設置されていました。
また、国が50年以上、実質的に無償で埼玉県に使わせていたことも判明。本来は国がもらわなければいけない賃料をとっていませんでした。
会計検査院は国が契約を結ばず埼玉県に土地を使わせ、利用状況を把握していなかったことなどが原因だと指摘しています。
国有地を管理する財務省は「埼玉県と貸付契約の締結に向けて協議を始めている」ということです。
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