食材費や人件費などの高騰でラーメン店の倒産件数が過去最多を更新し続けていることが分かりました。

 帝国データバンクによりますと、今年1月から9月までのラーメン店の倒産は合計47件でした。

 新型コロナウイルスが落ち着き客が戻ってきたものの、食材費や光熱費、人手不足による人件費の高騰で経営が圧迫されていることに加え、いわゆる「1000円の壁」が立ちはだかり、値上げもままならない状況に追い込まれているとしています。

 すでに年間ベースで最多だった2023年の45件を上回っていて、このままのペースで行くと年間で60件を超える可能性があるということです。

 倒産した店をスープの種類別に見ると「醤油・中華」が27.6%、「とんこつ」が21.2%、「味噌」が14.8%で、スープの違いによる偏りはほとんどありませんでした。

 帝国データバンクは「仕入れルートの開拓や味や盛り付けによる差別化、オペレーションの効率化などを極めないと淘汰はさらに加速する可能性が高い」と分析しています。

画像:アフロ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。