百貨店のリニューアルです。「ながの東急百貨店」は20年ぶりに、複数のフロアを同時改装しました。目玉の一つが子供服売り場の拡充で、家族連れなどの取り込みを狙っています。

長野駅前の「ながの東急百貨店」。20年ぶりとなる大規模改装工事を終え、10月3日リニューアルオープンしました。

リニューアルの目玉はー。

ながの東急百貨店・飯島克敏執行役員:
「子ども服の移設も含めたブランドの拡充、場所を移動することで店舗の回遊性や利便性の向上を目的として実施した」

色とりどりの靴に可愛らしいデザインの服。子供服売り場です。これまで6階にありましたが、子連れの客が巡りやすいようにと、婦人服売り場だった3階に移しました。ショップもこれまでの10店舗に、県内初出店を含む5店舗が加わりました。

千曲市から:
「いつもネットで見ていたので、実物が見られるのがすごくうれしい。(子ども連れだと)お店をはしごするのは、すごく大変なので(略)1回で見られるのはすごく助かります」

中野市から:
「あまり子ども服を売っているところがなかったのでよかった」

(記者リポート)
「新設したベビー休憩所は広々とした空間が広がっていて、イートスペースと、おむつ交換スペースがすりガラスで分けられています」

3階に新設した赤ちゃん用の休憩室には、男性も使える個室も設けるなど、利便性を向上させました。

ながの東急百貨店・飯島克敏執行役員:
「次世代の40代、30代後半が新しいマーケットとして、これから育てていく必要がある。子育て世代に楽しみながらも安心して、過ごしやすい場所になったと思う」

他にも、本館では4つのフロアをリニューアルし、衣料品店や化粧品店など9つのショップが新たに入りました。(今後オープンを含む)

百貨店は9月、北長野駅前の「ながの東急ライフ」について、2025年3月で営業を終えることを発表しました。今後、長野駅前の店舗に注力し、客の満足度を高めていきたいとしています。

ながの東急百貨店・飯島克敏執行役員:
「資源の集中をして、より客の期待にそえる店舗にしていく。県都の駅前の門前なので、ここにわれわれが消費やサービスを提供することで来街する客、地元の客の期待に応えていきたい」

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