(ブルームバーグ):米半導体大手エヌビディアは2日、テクノロジーコンサルティング会社アクセンチュアとの提携を拡大すると発表した。企業内の人工知能(AI)普及を推進し、自社の製品受注を増やす取り組みの一環だという。

両社の発表資料によると、今回の提携に伴い、アクセンチュアはエヌビディア事業グループを創設し、顧客の生成AIツール活用を後押しする。アクセンチュアはエヌビディアの技術利用に関する専門家3万人を育成し、顧客が同社の技術を迅速に導入し、その恩恵を享受できるよう取り組んできた。

エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はCNBCとのインタビューでアクセンチュアについて、テクノロジーと顧客を「結び付ける組織」とみていると説明。同氏とアクセンチュアのジュリー・スウィートCEOがこの提携を初めて構想したのは4カ月ほど前だったと語った。

フアン氏はまた、同社の次世代AI半導体「ブラックウェル」のラインアップに関する最新情報を提供。この半導体は現在フル生産されており、予定通り進んでいると明らかにした。ブラックウェルを巡っては、生産上の問題による市場投入遅延が懸念されていた。

フアン氏はCNBCに対し、「ブラックウェルの需要は常軌を逸している」とも述べた。

同氏の発言を受け、2日の米株式市場時間外取引でエヌビディア株は1%を超える上昇。通常取引は1.6%高で終了していた。

原題:Nvidia Teams Up With Accenture to Boost Corporate AI Use (1)(抜粋)

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