(ブルームバーグ):米国株は10月下旬までの数週間は変動が見込まれるが、その後年末に向けて上昇し、S&P500種株価指数は6000を突破する可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏が指摘した。

グローバル市場担当マネジング・ディレクターで戦術スペシャリストのルブナー氏は2日、顧客向けリポートで「年末の米国株の上げは10月28日に開始すると強気にみている。目標の6000が低過ぎるのではないかと懸念している」と述べた。

鍵を握るのは市場での季節的な向かい風だという。ルブナー氏の算出によれば、1928年までデータをさかのぼると、S&P500種は10月27日から平均で約4%上昇する傾向にある。さらに米大統領選後は株高になりやすいという。選挙に伴うリスクが後退するため投資家が現金から株式へと資金を移すためだ。

ルブナー氏はまた、企業の自社株買いや決算も大きな支援材料になり得るとみるが、今後3週間は戦略的に米国株に対して弱気な見方を維持している。

原題:Goldman’s Rubner Worries His Year-End 6,000 S&P Target ‘Too Low’

Goldman’s Rubner Worries His Year-End 6,000 Target ‘Too Low’

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。