2911品目が1日から値上がりする食品です。値上げの秋をどう乗り切るか、あなたの家計防衛策は。

■値上げの秋“家計防衛”どうする?

40代の人
「家計が困ります」
「値上げに慣れてしまって、そうなんだみたいな感じ」
「またかな…」

 “値上げラッシュ”がまた始まります。帝国データバンクによりますと、今月に食品の値上げは2911品目と今年最も多くなる見込み。食品別では「酒類・飲料」が最多で、ハムやソーセージなどの加工食品も多く値上げされます。

 家計防衛術を聞いてみました。

40代の人
「まとめ買いをして冷凍して、今までみたいな欲しい時に欲しいものをという買い方は変えるようにした。かさまし料理を考えたり」

30代の人
「スーパーによって何曜日はここが安いとか、水曜日は野菜がここが安いとか、そういう情報を入れてその曜日に買いに行く」

 こんな時代だから、やっぱり欠かせない買い物テクニック。

 埼玉県久喜市のスーパーにはオープン前から長蛇の列が…。

70代の人
「毎週火曜日は必ず来ている。いいものが多いので」

スーパーマルサン 久喜店 伊良原正裕店長
「もう全然…赤字です」

 特売日の1日はオトクを求める人で大にぎわいです。注目は、お客さんが握りしめるこの真っ赤なチラシ。値上げラッシュのなか、何をどう買えばいいのでしょうか。赤字覚悟の激安品続出の店で調査です。

スーパーマルサン 久喜店 伊良原正裕店長
「きょうの目玉はまず卵。きょうは99円(税抜き)お一人様1つ販売。まず、これを手に取っていただきたい」

 現在も値上がり傾向が続く卵ですが、1パック税抜き100円を切りました。

70代の人
「(Q.きょうこのスーパーに来た理由は?)毎週火曜日が卵の安い日だからです。上手に安いものを買って冷凍しておいて1週間の献立を考えたりしています」

 納豆も税抜き50円以下です。

70代の人
「本当に助かります。納豆、助かります」
「今時こんな値段ないよ。普通のところだと目玉商品が少ない。意外と(ここは)高いものもあるけど安売りしているものが多いので一度でたくさん買える」

 特売日のまとめ買いが、やはり王道テクニックな模様。店にとっても、これはうれしく…。

スーパーマルサン 久喜店 伊良原正裕店長
「赤字だけでは、なかなか商売も成り立たないんですけど、特売日に赤字の商品以外も買っていただいているので、何とかそれでやらせていただいている」

 特売の活用に加えておすすめなのは旬の食材を狙うこと。今ならサンマなども安くなっているそうです。

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