井原市井原町の防水工事業「エープロテクト」が9月18日に岡山地方裁判所倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べで分かりました。
帝国データバンクによりますと「エープロテクト」は2002年創業の防水工事業者で、大手ゼネコンや地元の建設業者などからの受注をベースに、マンションやホテル、学校などの防水工事を主体に、塗装工事を手がけ、2020年4月期には年売上高、約2億400万円を計上していました。
しかし、その後は同業者との価格競争の激化や、新型コロナウイルスの感染拡大で受注が振るわず、2023年4月期の年売上高は約6600万円まで落ち込んでいました。下請け案件が中心のため、収益性も低調に推移し、4期連続で赤字を計上して財務内容は債務超過の状態が続いていたということです。
また、資材価格や外注費の高騰も重なり、資金繰りもひっ迫したため、2024年2月になって事業を停止していました。負債額は約1億円とみられています。
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