新潟市の道の駅「新潟ふるさと村」の池に、24日ニシキゴイが放流されました。外国からの人気も高いニシキゴイ。去年の猛暑を乗り越え、大型連休での観光需要にも期待が高まっています。
【記者リポート】
「ニシキゴイが運ばれてきました。体長およそ60センチの非常に元気な鯉たちが、これから池に放たれます」
24日、新潟市西区にある道の駅「新潟ふるさと村」に寄贈されたのは、長岡市で育てられた色鮮やかなニシキゴイです。
新潟ふるさと村では、以前から庭園の池でニシキゴイを飼育していましたが、その数が減ってきたことから、今回長岡市錦鯉養殖組合の協力で新たに放流することが決定。
24日は、新潟大学でニシキゴイについて研究する学生なども参加し、およそ135匹が池に放たれました。
ニシキゴイは現在の長岡・小千谷地域が発祥とされていて、2017年には「県の観賞魚」に。「泳ぐ宝石」とも呼ばれる繊細な生き物ですが、放流を迎えるまでには苦労もありました。
【長岡市錦鯉養殖組合 田中誠理事長】
「各生産者とも色々工夫をしたり、水の確保だったり。一生懸命日々飼育に励んだ」
去年夏、記録的な暑さと渇水に見舞われた県内。養鯉池では水位が低下するなどして業者が対応に追われたほか、ニシキゴイ512匹が死ぬ被害も出ました。
困難を乗り越え、育てあげたニシキゴイ。
【長岡市錦鯉養殖組合・田中誠理事長】
「今回お持ちしたのは2~3歳なので、まだまだこれから大きくなるニシキゴイ。ぜひ皆さんにかわいがっていただいて、大きくきれいに成長できればいいかなと思っています」
一方、大型連休を控え、観光需要が高まる「新潟ふるさと村」。
【新潟ふるさと村 ファイブワンいいね!新潟館 真保昌和館長】
「道の駅ですので、疲れを癒やして、安全運転で事故のないようにと、いわゆる”充電”をしていただく場所です。錦鯉の泳ぐ優雅な姿を見て、癒やされていただきたいなと思っています」
新潟の魅力のさらなる発信にも期待です。
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