首都圏などで専門的な知識や技能を身に付けた人材を地域の企業に紹介する「スキルリターン」という取り組みが、秋田県内でも始まった。

「スキルリターン」は、首都圏で働きながら自分の知識や技術を秋田でも生かしたいと考える人材を、副業の位置付けで企業とマッチングさせるもの。

東京都内で転職支援サービスなどを手がける「パーソルキャリア」が始め、関係者が秋田県庁で概要を説明した。

このサービスは、2023年6月から鳥取県を皮切りに、京都や山形など全国5つの府県で始まっていて、企業とのマッチングに成功したのは約300件に上っている。

県内では人口減少が急速に進み、それぞれの会社では山積する経営課題に対応できる人材が少なくなりつつある現状で、活用の仕方次第では人手不足の解消に期待が持てそうだ。

 パーソルキャリア・鏑木陽ニ朗執行役員:
「人材が足りないからやりたくてもできないことがたくさんある状況を変えたいと思っている。人が採れないと困っている企業はたくさんあると思う。まずは人材難の課題の支援から始めていきたい」

パーソルキャリアでは、2024年度、県内企業と30件のマッチングを成立させたいとしている。

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