世界最大級のゲームの展示会「東京ゲームショウ」では今年、海外からの出展が過去最多となりました。大規模なブースを出展したサウジアラビアにその狙いを聞きました。

サウジアラビア ファイサル・ビン・バンダル王子
「我が国の人口の70%が35歳以下で、67%がゲーマーだと自覚している。それはただ遊ぶものではない、生き方なんだ」

 サウジアラビアは石油だけでなく、産業の多様化を目指し、国策としてゲームやeスポーツの発展に力を入れています。

 会場にはサウジのファイサル・ビン・バンダル王子も訪れ、建設を進めているゲームと住居や飲食店などを一体化した特別地区「キディヤシティ」をアピールしました。

サウジアラビア ファイサル・ビン・バンダル王子
「新しいアイデアを一から作るのが目的ではない。すでにある知的財産を使って、それをどのように世界に発信していくかだ」

 海外からの出展はサウジ以外にも中国や韓国、ドイツなどから過去最多の535社に上りました。

 会場では新作ゲームを試すことができるほか、ゲームのキャラクターによるステージショーなどの催しが行われています。

ZETA 西原大輔代表
「eスポーツは若年層にはとても人気だが、ゲームコミュニティー全体ではまだ認知が浅い。もっと広いゲームファンに認知してもらうために出展した」

 世界でのゲームの市場規模は約30兆円と、4年間で2倍近く成長しています。

 イベントは28日から一般公開され、約25万人の来場を見込んでいます。

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