11月ごろの再稼働を予定している女川原発2号機を巡り、使用済み核燃料の一時的な保管場所として東北電力が計画している「乾式貯蔵施設」について、樋口社長は「ストックという意味では安心できる」と述べました。

女川原発2号機では再稼働した場合、使用済み核燃料を保管する燃料プールは4年ほどで埋まる見通しです。

使用済み核燃料をめぐっては、新潟県の東京電力・柏崎刈羽原発から青森県むつ市にある中間貯蔵施設への搬入が行われています。一方で、東北電力は核燃料サイクルを目指す再処理工場などへの運搬のめどは現時点で立っておらず、原発敷地内に「乾式貯蔵施設」を新設する計画です。

使用済み核燃料を核燃料サイクルに乗せる見通しは不透明なままですが、26日の会見で樋口社長は「乾式貯蔵施設」は安心につながるとの認識を示しました。

東北電力 樋口康二郎社長
「リスクに備えて乾式貯蔵施設を今、申請しているところでありますので、使用済み燃料についてのストックという意味では安心できるのかなと思っております」

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