ゲームの祭典、東京ゲームショウがきょうから開幕しました。大手メーカーの新機種のほかにも、ゲームが切り開く新たな可能性にも注目が集まっています。
今年で34回目となる東京ゲームショウ。ここでも一際目についたのがこの人、ドジャースの大谷翔平選手。
実は…
記者
「大谷選手の能力値なんですが、大活躍をうけて、おととい急遽、盗塁のスキルをランクアップしたということです」
ゲームを超える活躍をした大谷選手。50・50を達成したため、ゲームの中の大谷選手の能力も上がることに。
一方、こちらは、防音が売りの「ゲーミングマンション」の展示。
記者
「本当に防音できるんでしょうか。試してみたいと思います」
記者が全力で叫んでみても、まったく音は漏れません。
今回は、44の国と地域から過去最多の985社が参加した東京ゲームショウ。4日間で過去最高の25万人の来場を見込んでいます。
今回、注目を集めているのが「次世代ゲーム機」。5年ぶりに出展したソニーが世界で初めてデモを行ったのは、「プレイステーション5Pro」。
記者
「影の描写ですが、細かいところまで非常に緻密に再現されています。まるで実際の映像を見ているかのようです」
価格は11万9980円と、プレイステーションのシリーズで初めて10万円を超えました。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中野眞人SVP
「近年、ゲーム自体のグラフィックがどんどん高精細化している。そういうゲームに対する需要は非常に大きい」
新たなゲーム機をめぐっては、ゲームショウに出展していない任天堂でも動きが…
任天堂 公式X
「社長の古川です。Switchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います」
任天堂は、「ニンテンドースイッチ」の後継機を来年3月末までに発表すると「予告」しています。
次世代のゲーム機をめぐる動きが盛り上がる一方で、ゲーム業界では新たな動きが…
今年12月に公開される、セガが手がける「ソニック」が主人公のこの映画。いま、セガはゲーム以外のコンテンツに「ソニック」を活用する戦略をとっています。
その結果、ライセンス収入はこの5年で10倍以上に拡大しました。
セガ ジャスティン・スカルポーネ常務
「普段からゲームをやっていない方にもリーチできるようになる」
ゲームキャラクターの知的財産を広げるのはほかでも…
去年公開の「マリオ」が主人公の映画は、興行収入が13億ドルを超え、ゲーム原作の映画で歴代最高を記録。ゲームを超えた「知的財産」の活用は、更なる成長が期待される分野です。
セガ ジャスティン・スカルポーネ常務
「日本にとってコンテンツ産業はますます伸びていくと思う」
この4年で2倍となる、およそ30兆円の市場へと拡大したゲーム産業。領域を超えて、ゲームの可能性はますます広がっていきます。
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