日銀は26日、政策金利を「0.25%程度」に引き上げることを決めた7月30日と31日に行った金融政策決定会合の議事要旨を公表しました。

会合では、政策金利の引き上げをめぐる議論が行われ、多くの政策委員から「政策金利を小幅に引き上げても、実質金利は大幅なマイナスが続き、緩和的な金融環境は維持される」との認識が示されています。

また、ある委員からは「緩やかなペースの利上げは基調的な物価の上昇に応じて緩和の程度を調整するものであり、引き締め効果を持たない」との意見も出されました。

また、今後の金融政策については、物価が見通しに沿って推移した場合「金融緩和の一段の調整を進めていくことが必要」とした意見や「中立金利は最低でも1%程度とみており、経済・物価の反応を確認しつつ、適時かつ段階的に利上げしていく必要がある」など、さらなる利上げに向けた発言もみられました。

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