県外への販路開拓を目指す企業にとって首都圏市場は魅力的ですが、価格設定や物流コスト、情報収集不足など課題も多くあります。食品関連は流通バイヤーを沖縄に招聘(しょうへい)する商談会が毎年開催されていますが、非食品(ライフスタイル雑貨など)関連の商談会は少ないのが現状です。

 中小企業基盤整備機構沖縄事務所では、販路開拓委員で日本のモノづくりショールーム「monova」の杉原広宣代表の協力を得て首都圏のセレクトショップ、通販会社、生協など販売チャンネルの異なる5社のバイヤーを招き「非食品」に特化した「守礼門ライフスタイル雑貨商談会・評価会」を来年2月7日に開催。また10月11日に江口隆一氏の「バイヤーが知りたい『商品』のこと」と題した特別セミナーを開催します。

 江口氏は、1958年創刊の通巻800号を数える「家庭画報」などで通販バイヤーを23年間務め、今春に独立。「くらしと道具が見つかる江口堂」を創業しました。産地や作り手を訪ね、モノづくりの背景を取材し、媒体で紹介してきた江口氏ならではの視点や取引条件の把握、バイヤーとの信頼関係づくり、商談に臨む姿勢や今後の沖縄のモノづくりが目指す方向性を探るセミナーです。非食品・食品の垣根を越えたライフスタイル提案が満載です。

 【メモ】守礼門プログラムに関する問い合わせは中小機構沖縄、電話098(859)7566。詳細はQRコードから。

(写図説明)事前セミナーから商談後のフォローアップまで一貫して取り組む「守礼門プログラム」のロゴ

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