日本銀行では19日から金融政策決定会合が始まります。市場では現状の政策が維持されるという見方が強くなっています。

 前回の決定会合では、政策金利である短期金利を0.25%程度に引き上げ、植田総裁は会見で年内に追加で利上げする可能性に言及しました。

 これをきっかけに円高が進み、アメリカの景気減速への懸念もあり、先月上旬には日経平均株価が乱高下しました。

 こうした状況に日銀は内田副総裁が「金融資本市場が不安定な状況では利上げはしない」と発言するなど、火消しに追われる形になりました。

 そのため市場関係者の間では、今回は現状の政策を維持するという見方が強くなっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。