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 埼玉県に来週オープンする新スポットが18日、お披露目されました。狙うは「埼玉の逆襲」です。

■所沢に新名所 142店舗が入る商業施設

かつて使われていた列車を展示 この記事の写真

 この場所は、かつて西武鉄道の車両工場があったということで、当時使われていた列車が展示されています。

24日オープン予定「エミテラス所沢」

 24日にオープンする予定の「エミテラス所沢」。所沢駅から歩いて5分ほどの場所にあり、142店舗が入る巨大な商業施設です。

547インチ大型ビジョン「センターコート」

 まず目を引くのは、547インチの大型ビジョンがある「センターコート」です。実は、こんな仕掛けがあります。

 QRコードを読み込むと、打ち上げ花火に参加できます。スマホのアプリで好きな花火を選んで指でスワイプすると、それが大画面に打ち上げられるのです。

ライブ会場などにも使用予定

 「センターコート」はライブ会場やパブリックビューイング、eスポーツの大会などにも使われます。

 また、屋上には「こくばんゆか」が設置され、床が黒板になり、チョークで書けるということです。

空が広く見える魅力も

 所沢では周囲に高い建物が少ないことから、空が広く見えるのも魅力の一つです。

 この新施設を作った側には、ある強い思いがありました。

西武リアルティソリューションズ
川田武さん

「(今までは)所沢を通過して、都心に行ってしまう方も多くいたが、その方を呼び戻す。所沢に来れば、何かが見つかる。そうなればいいと思っています」

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■「埼玉の逆襲」 東京から客を奪い返せ!

■「埼玉の逆襲」 東京から客を奪い返せ!

 実際に、所沢市民に聞いてみました。

所沢市民(60代)
「(Q.普段、出かける時はどこへ?)池袋方面が多いですね。池袋まで行くと映画館もあるし、デパートも2つありますし」 所沢市民(20代)
「友達と会う時は、東京で会うことが多いです」 出かける時は「東京に行く」人が多く…

 都心のベッドタウンとして住んでいる人は増えましたが、出かける時は「東京に行く」人が多く、消費者のカネや時間を東京に奪われ続けてきました。

 今回はそれを逆に取り返す、まさに「埼玉の逆襲」がテーマなのです。

国内初の店内にラウンジ設置

 アパレルショップ「ドットエスティ」は国内で初めて、店の中にくつろげるラウンジを設置。会員は500ポイントで飲食が楽しめます。

「ワークスペースも用意」 ドットエスティストア部長
新井和路さん

「席の中にワークスペースとして利用できるスペースも用意しています」
「(Q.ここにもしっかりコンセントが?)どこまでこういったスペースが利用できるかも、チャレンジとして」 東京エリアから「下ってきてもらう」ことも目指す

 所沢駅は、西武鉄道にとって池袋線と新宿線が合流する重要な拠点でもあります。そのため、所沢からの流出を防ぐだけでなく、東京エリアから「下ってきてもらう」ことも目指しています。

「ベッドタウンからリビングタウンへ」 川田さん
「ベッドタウンからリビングタウンへという言い方をしているが、暮らす・働く・学ぶ・遊ぶ、この4つがすべてそろっていて、東京の北西の方々もこちらに来ていただく、そんな施設になればと」

(「グッド!モーニング」2024年9月19日放送分より)

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