小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントをめぐる健康被害問題で、厚生労働省は腎障害の原因物質が「プベルル酸」と確認したと明らかにしました。

小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントをめぐっては、毒性の強い青カビ由来の「プベルル酸」のほかにも、本来含まれていない2つの化合物が見つかっていました。

国の研究所でラットによる実験を行った結果、2つの化合物は腎臓に悪影響を及ぼさず、「プベルル酸」を投与したラットのみ腎障害を引き起こしたため、厚労省は「プベルル酸」が腎障害の原因物質と確認したと明らかにしました。

厚労省は18日、新たに部会を設置し、同様の被害を防止するため規格基準の策定など食品衛生法上の措置をとるか検討する方針です。

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