黄色い車体にかわいらしいデザインが特徴の車は、広島・東広島市にある会社が開発した、1人乗り用の超小型電気自動車「ミボット」。
8月から販売予約が開始され、注目が集まっているんです。
KGモーターズの楠一成社長は「ハイエースにそのまま載ってしまうというコンパクトさが売り」と話します。
ミボットは車検が不要で、軽自動車よりも維持コストがかからないのが強みです。
開発から3年。
開発者たちは車作りのプロ…ではなく、素人のYouTuberなんです。
KGモーターズ・楠一成社長:
細い道を、おばちゃんが(車の)ミラーたたんでタイヤを半分落としながら走ってるのを見て、明らかに車が大きすぎるというのはずっと漠然と考えていて。
ミボットの開発拠点は東広島市にあり、社長の楠さんはもともと自動車部品の販売会社を経営していて、約3年前からYouTube活動を開始。
初期メンバーの全員がSNSでつながった車作りの素人でYouTuberですが、SNSなどでこの開発を知った車作りの本物のプロたちが助っ人に加わり、挑戦を支えてきました。
衝突実験などさまざまなテストもしっかり行い、量産や販売に向けて一歩一歩、前進してきました。
2025年9月の量産・販売を目指して開発を進めています。
開発から3年、ようやく開発メンバー以外も乗って走っていいということになり、早速試乗させてもらいました。
乗り込んでみると、足を伸ばすこともでき、車内の広さはばっちり!
視界も広く作られています。
最高時速は60kmにもなるといいますが、走り心地はどうなんでしょうか。
試乗した記者がアクセルを入れると、一気に加速。
「段差もガタガタせず、快適な乗り心地のようです。
販売予定価格は、1台100万円。
それでも、8月に予約が始まると、わずか3日で300台を突破する注目ぶりです。
KGモーターズ・楠一成社長:
新しい乗り物なので、不安に思われるのは当然のことだと思う。そういったところの不安を少しでも解消できるように、テストを公開して行くことで検討の一材料にしていただければと思う。
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